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IMALU、両親との誕生日エピソードを披露!『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督舞台挨拶

イノセント・ガーデン

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『オールド・ボーイ』『渇き』のパク・チャヌク監督が、最新作『イノセント・ガーデン』をひっさげて来日し、都内で行われた女性限定プレミア試写会に出席。スペシャルゲストとしてIMALUが駆けつけた。
IMALU、両親との誕生日エピソードを披露!『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督舞台挨拶

パク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作となる 『イノセント・ガーデン』は、誕生日に唯一の理解者だった父を亡くした少女と、その母親のもとに、長年行方不明になっていた叔父が突然姿を現したことから、次々と奇妙な事件が起こり始めるというサスペンス・ミステリー。ドラマ「プリズン・ブレイク」の主演で知られるウェントワース・ミラーが、自身の名を隠して執筆し8年の歳月をかけて完成させた脚本を映画化したものだ。

試写会場は注目作にふさわしく満席という大盛況の中、舞台挨拶がスタート。約3年半振りに来日を果たしたパク・チャヌク監督は、「自分の中にある女性的な感性を生かしてこの映画に取り組みました。ぜひ女性の方にも観て欲しいと思います」と挨拶。ハリウッドデビュー作として本作を選んだことについては、「理由がふたつあります。ひとつは映画の主人公であるインディアと私の娘の年齢が同じだったということ。そして、書かれた脚本があれこれ沢山詰め込まれたものではなく、余白の多いシナリオだったことです。私の気持ちをたくさん込められるような、空間があるものだと思ったのがもうひとつの理由です」と振り返った。続けて、「思春期の少女の目から見て、気に入ってもらえる映画にしたいと思いました。その年代の女の子は、世の中が俗で不潔で、大人の世界は浅はかで軽蔑すべきものだと思ってしまうところがあるような気がします。そして、優雅なものや高尚なもの、美しいものに憧れるように思えたので、そういうものを強調して映画を撮りました」と付け加えた。

イベントでは、本作を絶賛するIMALUがスペシャルゲストとして花束を持って登場。「この花は“カラー”という花で、花言葉は“清純”と“情熱的”という2つの相反する意味があるんです。この映画にピッタリだなと思いました」と挨拶。奇しくもパク・チャヌク監督が結婚式の際に夫人が持っていたブーケもカラーだったそうで、思わぬ偶然の一致に監督も笑みを浮かべた。IMALUは映画の感想を「本当に美しくて、刺激的で、衝撃的でした。パク監督らしいアングルや音の繊細さなど、全てがきめ細かいこだわりを感じられました。それに加えてサスペンスと恐怖というスパイスも効いているんです。女の子の成長について描かれていますが、男性の監督がこれだけ美しく、女性に共感を得られる作品を作れるというのがすごいと思いました」と手放しで大絶賛。

また、IMALUは本作に出演しているニコール・キッドマンの大ファンで、中学の時にファンレターを書いたことがあるそう。パク・チャヌク監督に、現場での様子について質問が向けられた。監督は、「ニコール・キッドマンは普段はご主人のお子さんのことで頭がいっぱいの、ごく普通の平凡な女性なんです。でも、いざ撮影に入ると、他のどの俳優たちよりもプロフェッショナルな姿を見せてくれます。そして、ミア・ワシコウスカは普段普通に歩いていたら誰にも気づかれないんじゃないかと思います。それぐらい気さくな方です。作品選びに対しても、華やかなものよりも、芸術性の高いやシリアスな作品を選んでいますね」と説明。

本作は、ミア演じるインディアの誕生日から始まる物語。内容にちなんで、自身の誕生日プレゼントのエピソードを聞かれたIMALUは、「高校の時にカナダに留学していて、一時帰国した時にすごく欲しいブーツがありました。自分ではとても買えないような金額だったから、親にお願いしてみたんです。母は“お父さんに頼もう”と言い、それで父に聞いてみたら、“そんなんダメや!”と買ってくれませんでした。すごくショックでカナダに帰ってきて、冬になり、寒くなって気持ちが本当に沈んでしまった時に、その靴が届きました。ずっと欲しかったブーツを送ってもらえたことが本当に嬉しくて、靴底がスレスレになるまでずっと履いていました」と、両親(明石家さんま・大竹しのぶ)との心温まるエピソードを披露してくれた。

さらに監督より、花の御礼にIMALUにプレゼントが贈られた。箱を開けると、なんと中身は本作で重要な意味合いを持つハイヒールが登場!MCから靴のブランドが“ルブタン”であるという説明があると、場内から大きなどよめきが起こる中、IMALUは「映画の主人公になった気分です。こんな靴が似合う女性になりたい!」と大満足。

映画の中で、主人公のインディアに毎年靴のプレゼントが贈られるという設定について、監督は「もともとのシナリオに書かれていたのは、ヒロインのインディアが特定のある靴にこだわって履き続けているということだけでした。そこに、彼女は誰から靴を贈られているのか分からないまま贈られる靴を履き、送り主を想像しながら成長していくという風にアイデアがふくらんでいったんです」と説明。続けて、「実は韓国では靴は余りプレゼントしないんです。なぜなら靴をプレゼントしてしまうと、その人は自分のもとを去ってしまう…という考えがあるんです(笑)この映画の中ではどういう風になるのか、ぜひ見守って欲しいと思います」と説明した。

最後に、IMALUは、「今日初めて監督にお会いして、とても優しくて面白い方だな.と思いました。(皆さんが)映画を観たら、この方がこの様な映画を作るなんて…と衝撃を受けるかもしれません(笑) 女性が主人公ならではの繊細なシーンだったり、共感できる場面が沢山あると思うので、どの世代の方にも楽しんで観てほしいです」。監督も「私のこれまでの映画と比べたら、怖がる部分は少ないと思います。ディテールが大事な映画なので、目を閉じないで、小さな部分までしっかり観ていただけたらと思います」とメッセージを贈った。
2013年5月22日
『イノセント・ガーデン』
2013年5月31日(金)TOHO シネマズ シャンテ、シネマカリテ他 全国ロードショー