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8月17日公開『タイピスト!』デボラ・フランソワ オフィシャルインタビュー

タイピスト!

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1950年代、ヨーロッパ全域で実際に大ブームになっていた≪タイプライター早打ち選手権≫を題材に、優勝を目指して奮闘するヒロインの姿を描いた、痛快なサスセスエンターテインメント『タイピスト!』が、8月17日(土)より公開。キュートなヒロインと50年代カルチャー、まるでスポーツのように才能を開花させていく興奮と感動で、本国フランスをはじめドイツ、シンガポールなどでも大ヒットを記録し、日本で行われたフランス映画祭2013では観客賞を受賞した。主演は、ダルデンヌ兄弟監督『ある子供』でデビューした女優デボラ・フランソワ。本作の公開を前に、デボラ・フランソワのオフィシャル・インタビューが到着しました。
8月17日公開『タイピスト!』デボラ・フランソワ オフィシャルインタビュー
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──1950年代の女性を演じるにあたって、こだわったことは?あなたが考える、当時の女性たちの特徴は?
デボラ:役作りにあたっては、50年代の映画を沢山観ました。監督からも雑誌や新聞、タイプライティングの教本などたくさんの資料を貰って研究しました。当時の女性は、今とは服装も違うし動き方も話し方も違うので、そういったディティールに注意ながら、監督と相談して進めていきました。

当時は、女性解放の動きのはじまりの時代であって、今の女性に比べて権利も少なく、勉強を続けたり仕事を見つけたくても、なかなかできない時代だった。25・6歳になると、結婚して家にいて子供を産むのが普通でした。そんな制約がある時代で、私が演じたローズという役柄は、その逆をやりたがるすごいキャクターなんです。
──50年代の女性たちから学べることは?
デボラ:「自由を求めるために戦う」という姿勢です。今の私たちの世代は、すべてが自由で男女平等が当たり前のように思われていて、戦うことを忘れてしまっていると思うんです。でもまだ格差が続いていると思うので、是非この映画を観て「まだ私たちにやれるべきものがあるんだ」ってことを学んで欲しいと思います。
──タイプライターで勝負する役柄ですが、これまでタイプライターに触ったことは?どのくらい練習したんですか?
デボラ:実は、パソコンが普及する前から父がタイプライターを使っていたので、触ったことはあるけど実際に打ったことはないんです。だから、今回はハードに練習しました。時にはコーチについてもらって、6ヶ月間、毎日2〜3時間。大会に出るほどの早打ちができなくてはならないので、私にとってはすごくチャレンジでした。観客を騙しちゃいけないので、映画では決して映像を早回ししているのではなくて、本当に実際あのスピードのまま最速力で打ってるんです。
──衣装の多くはこの映画のために作られたそうですが、お気に入りの衣装はありますか?
デボラ:今回は衣装さんと、布からデザイン、細かいディティールまで話し合いながら、いくつものドレスを作りました。どれも本当に素敵なので、一つあげるのは難しいけど、しいてあげるなら一番最後の大会で着ていたドレスです。凄くシンボリックで、登場するドレスの中で唯一バラ色なの。“バラ色”って華やかさとか夢を象徴するし、役柄の“ローズ”とも被っているんです。あまりにも気に入ったので、撮影後に頂きました。
──共演したロマン・デュリスの印象は?
デボラ:彼にはとてもいい印象を持っていたので、最初からうまくやることができました。凄く役作りをしっかりしてくる人で、どっぷりとルイ・エシャールという人物になりきっていました。本当にプロフェッショナルで、正確にいつ何をどう演技するかを把握して、テクニックも素晴らしい俳優さんなので、一緒に共演できていい経験になりました。
──この作品の見どころとお気に入りのシーンを教えてください
デボラ:ひとつに絞るのは難しいけど…、とりわけ気に入っているのは、一つ目のラブシーンの前の、赤いドレスを着てバスルームから出てくるところ。あれはヒッチコックの『めまい』にオマージュを捧げているシーンなので、美的に観ても本当に素敵なシーンだと思います。あと、やはりラストの大会のシーン。自分の人生の中で、何かに勝つとか優勝するっていうのは凄く好きなことなので、最後のラストの喜びのシーンは凄く好きです。あとは、自分が出ていないシーンだけど、ロマン・デュリスとベレニス・ベジョが、「どうして自分じゃいけなかったんだ」って問い詰めるシーン。実際に映画が出来てから初めて観たんですが、すごく感動的で好きなシーンです。
──最後に、観客にメッセージをお願いします
デボラ:是非『タイピスト』を観に来てください。スタイリッシュで大変素晴らしい、素敵なコメディ映画です。日本人の皆さん大好きです。
2013年8月13日
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2014年3月19日(水) Blu-ray&DVD 発売
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