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役所広司『わが母の記』初日に紫綬褒章受章!宮崎あおい・樹木希林ら女優陣も祝福

わが母の記

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井上靖の小説をもとに原田眞人監督が映画化し、第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』。本作の初日舞台挨拶が28日(土)、丸の内ピカデリー2で行われ、役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、ミムラ、菊池亜希子ら主要キャストと原田眞人監督が登壇した。
役所広司『わが母の記』初日に紫綬褒章受章!宮崎あおい・樹木希林ら女優陣も祝福

伊豆・湯ヶ島など日本の美しい風景を舞台に、記憶を失いつつある母親とその家族の絆と愛を描いた『わが母の記』。「やっとこの映画も誕生日を迎えた気がしています」と感慨深げに挨拶した原田監督は、海外での高い評価について、「日本の方々も海外の方々も、この作品をご覧になって感じたことに変わりはないと思います。肌の色や人種の違いなど関係なく、観た方それぞれが「自分も伊上家の一員になれた」と言ってくださったのが多くて嬉しかったです」と語った。

劇中で、記憶をなくしていく母親を演じた樹木は、「役所さんみたいな息子がいたらどんどん働かせようと思います(笑)」とユーモアたっぷりに挨拶。宮崎は、今作で初共演した樹木について、「現場でどんどん体が小さくなっていったり、日によって体の大きさが変わるのを身近で見ることが出来たのは貴重な経験でした。役に入っているのに、周りをとても見ることが出来て、本当にすごいなと思いました」と絶賛。南も、「お芝居へのアプローチはもちろん、いつスイッチが入ったのか分からないような、そんなふと空気を変える力を間近で見てみて、一生付いて行こうと思いました」と語った。

また、この日、紫綬褒章を受章した役所へ、女性陣から花束が贈られた。役所は「『わが母の記』の初日という日に、こういった素晴らしい賞もいただくことが出来て、本当に今まで仕事をしてきた関係者やスタッフ、そして『わが母の記』の皆さんのおかげだと思っています」と喜びを語り、「原田監督とは若い頃に出会い、それ以来ずっと一緒に仕事をしていきたいと思った。こうして10年ぶりに、お互い歳をとったことで、また新しい映画ができたと思います」

さらに役所は、本作のクランクアップが昨年の3月10日だったことを明かし、「この映画に写っている、風景、空気、水は、何も汚染されていない、きれいな日本の姿です。そういった記憶に残る節目に、こういう映画に出会えてとても幸せです。どうぞ皆さん、これからもこの『わが母の記』を愛していって下さい」とメッセージを送った。
2012年4月29日
『わが母の記』
2012年4月28日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.wagahaha.jp