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浅野忠信、二階堂ふみの存在感と力に感謝!『私の男』モスクワ映画祭2冠で喜びの会見

私の男

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第36回モスクワ国際映画祭で、コンペティション部門へ出品され、最優秀作品賞と最優秀男優賞のW受賞を果たした『私の男』の緊急記者会見が行われ、主演の浅野忠信、二階堂ふみが受賞トロフィーを手に受賞の喜びを語った。
浅野忠信、二階堂ふみの存在感と力に感謝!『私の男』モスクワ映画祭2冠で喜びの会見

6月14日より全国72館で公開し、中規模公開ながら好成績で絶賛公開中の映画『私の男』。本作は、冬のオホーツク海、純白の流氷の上で起きた殺人事件を軸に、理屈を超えた禁断の愛を、浅野忠信、二階堂ふみ共演で描いたドラマ。原作は、2008年に直木賞を受賞した桜庭一樹による同名ベストセラー小説で、『海炭市叙景』『夏の終り』の熊切和嘉監督がメガホンをとっている。

6月19日〜28日まで行われた第36回モスクワ国際映画祭ではコンペティション部門に正式出品され、【最優秀作品賞】と【最優秀男優賞】のW受賞の快挙。同映画祭で日本映画が最優秀作品賞(グランプリ/Golden George)を受賞するのは、1999年(第21回)の新藤兼人監督『生きたい』以来15年ぶり。また、最優秀男優賞(“Silver George”for the best actor)は、1983年(第13回)に『ふるさと』(神山征二郎監督)で加藤嘉が受賞して以来31年ぶりの快挙となった。

「長いことこの仕事をしていてこういう機会はないので、すばらしい賞をいただけて本当に嬉しい」と会見で挨拶した浅野は、「30代は模索していた中、40代を迎えたときに取り組み方や再スタートをきりたいと、この役に思いを込めた」と明かし、「溢れる思いで役に向かい、役作りをしていた。監督にもスタッフにも我が儘を言って生意気なところはあったと思いますが、役に対して自分の強い想いがあったことを改めてこの賞をいただいたことで噛みしめ、自分がムキになれるぐらい、アツくならないと伝わらないことがあるのだなと思いました。そのシーンごとで自分に何ができるのか徹底的に考えたことが評価につながったのではと思います」とコメント。

さらに、共演の二階堂に「ふみちゃんがいなければ淳悟はありえなかった。ふみちゃんが花の状態でいてくれて、花の存在感と力がなければ、淳悟の側面は出てこなかった」と感謝の言葉を述べると二階堂は「先輩からお言葉をいただけてグランプリを同じぐらい嬉しく光栄です」と喜んだ。

また二階堂は「私にとって運命の作品で賞をいただいた」と話し、「しっかりと受け止めて感謝の気持ちを忘れずにこれからもいい映画を作れる役者になれたらと思います」と思いを新たにした。

この日、スカイプでの参加となった熊切監督は、モスクワで受けた取材を振り返り、「監督はどういう環境で育ったのか?、どういう宗教教育を受けたのか?などモラルを問われ、結構責められました」と明かし、「映画の反応はよかったので、(賞をとって)救われた気がします」。さらに、「浅野さんは、原作を読んでいるときからイメージをしていて、ずっと好きな俳優さんだったので、すぐにお願いしました。生身の切実さというか、よりイキイキとやっていただけたので撮っていてワクワクしました」と、浅野との撮影を振り返った。
2014年7月1日
『私の男』
2014年6月14日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー