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椎名桔平との約束は果たした ──『ワイルド7』原作の望月三起也がトークイベントに登場

ワイルド7

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羽住英一郎監督、瑛太主演の映画『ワイルド7』の公開を前に、神奈川県警が主催する交通安全・交通事故防止イベントに、原作者の望月三起也と、映画に出演する河村舞子が登壇。現役の白バイ隊員も交えてトークショーが行われた。
椎名桔平との約束は果たした ──『ワイルド7』原作の望月三起也がトークイベントに登場

1969年に発表された、望月三起也原作の同名人気コミックを映画化した『ワイルド7』は、選りすぐりの犯罪者の中から徴集された7人が、超法規的存在として悪人を問答無用で裁いていくハイパーアクションエンターテイメント。

劇中ではTVレポーターとして出演する河村は、「私の参加した現場はエキストラも多く、火薬やバイクなど大がかりなセットだったので、私がセリフを間違えるとって撮影が延びちゃう…と緊張しました。羽住監督は優しい方でした。こんな大人しい方が『海猿』とか『ワイルド7』のような激しいアクションを撮るんだなと驚きました」と、撮影現場を振り返った。

原作者の望月は、「(執筆当時は)法を守りながらも悪い事をして、裁判でも裁けず、正義が正義じゃなくなっていくのが不満だった。白バイ警官を使って超法規的に、問答無用で裁くというスッキリ感を目指したかった」。実写映画化にあたっては、とにかく派手なものを望んでいたようで、持ち込まれた企画も何度か断っていたそうだが、「今回は、バイクだけでも何千万もかかってるからね。それに、(製作が)ワーナーだというのも魅力だった(笑)。子供の頃から映画が好きだったから、自分の原作の作品にワーナーのロゴマークがつくっていいよね(笑)」と嬉しそうに語った。

また、今回の配役について、「TVドラマの時は、役者にとって主人公よりも魅力的だったのが草波勝る。当時は川津祐介さんが演じたが、今回の草波は中井貴一さん。最初に彼と対面した時に、「中学時代に原作を買って、未だに全巻揃えて持っている」と言っていました。脚本をじっくり読んで選ぶ方らしいんですが、今回は草波だと聞いてすぐに「出ます」と言ってくれました」。また、主演の瑛太については、「飛葉の普段のキャラが優しくて女の子にモテるイメージで、瑛太君はピッタリだった。強さが足りないかな?と思ったが、最初に会った時に足が長くて驚いた。バイクに跨がると格好いいわけ(笑)。だから、瑛太君の柔らかいところはそのままで、飛葉の強い部分をとことん悪そうにやってくれと注文しました。今までにない瑛太が出ていると思います」

さらに望月は、「昔、僕のサッカーのチームへ入りたいと言ってきた青山学院の生徒がいて、彼が役者をやっていて、「もし「ワイルド7」が映画化されたら主人公をやらせてくれ」と言いました。たいした度胸だ!と思っていたら、年月もたち、彼が椎名桔平になっている(笑)。年齢的に、主人公は無理だったので、セカイ役になりました。時間はかかったけど、約束は果たしました」と、椎名桔平との出会いのエピソードを明かした。

『ワイルド7』原作の望月三起也がトークイベントに登場『ワイルド7』原作の望月三起也がトークイベントに登場
ここで、神奈川県警・交通事故防止対策隊の中村亨氏が登場。現役の白バイ隊では最年長(55才)という中村氏は、バイクの免許を取った高校時代に「ワイルド7」に触れ、警察官を目指したという。望月は、「当時(漫画やTVを)見ていた学生たちが、今回の映画に出ている。役者になった人もいれば、白バイ警官になった人もいる。でも、暴走族も増やしたんだな(笑)」と苦笑い。中村氏は、「確かに、私は道を外れず警察官を目指しましたが、やんちゃな親友で、道を外れて「イーグル団(原作に登場するバイク族)」のような…そっち方面に行った人もいました(笑)」と会場を笑わせた。ちなみに、中村氏の一番好きなキャラクターは、「オヤブン」とのこと。劇中では、宇梶剛士が演じている。

最後に望月は、「40年という長い間、漫画を愛読してくれて、こうしてファンが集まってくれるのは嬉しい。映画と原作が違うと言う人がいるかもしれないが、現代的な内容なので、それで良いと思う」。さらに、「正義を守るのもヒーローだが、実生活では生身の体で家族の待つ家に帰るのもヒーロー。事故を起こさずに安全運転でお願いします」と締めた。

横浜・赤レンガ倉庫で行われたこの交通安全イベントでは、現役白バイ隊がスラローム走行を披露したほか、劇中で使用したバイクも展示され、集まった観客は、オートバイや白バイ隊員と記念写真を撮るなど、思い思いに楽しんでいた。
2011年9月16日
『ワイルド7』
2011年12月21日(水)全国ロードショー
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/