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オダギリジョーの“ダメ男だけど憎めないお父ちゃん”役、撮影初日はシリアスすぎて信用されなかった?

湯を沸かすほどの熱い愛

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宮沢りえ主演最新作、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の試写会が、18日(火)、109シネマズ二子玉川にて行われ、本作に“お父ちゃん”役で出演したオダギリジョーと、中野量太監督がトークイベントに出席した。
オダギリジョーの“ダメ男だけど憎めないお父ちゃん”役、撮影初日はシリアスすぎて信用されなかった?

映画を観終わり、鼻をすする音が響き渡る会場。大きな拍手の中登場したオダギリジョーと中野量太監督。本作の試写会イベントにオダギリさんが登場するのは今回が初めて。しかも、出演者の試写後の舞台挨拶というのも今回が初のため、ネタばれOK、自由なトークが繰り広げられた。

完成からしばらく、映画を観なかったというオダギリは、「絶対良い作品だったから、観たくなかったんです。自分の作品で泣くというのが恥ずかしくって」と告白。監督から「自分の出ているシーン以外観たことなかったから、新鮮だったでしょ?」と振られると、「でも脚本がしっかりしていたので、いい作品だということは分かっていましたよ」と答えた。

ダメ男だけど憎めない、この“お父ちゃん”役にオダギリを起用した理由を監督は、「僕はオダギリさんの演じる3枚目が大好きなんです。だから、このお父ちゃんという役も絶対やれると思ってました。最近SNSで試写の感想を見ると、『オダギリさんが演じるお父ちゃん、本当にやだ!!、、、でも憎めないんだよね。』という書き込みがよくあって、思ったとおりでした」。しかし、撮影の初日が、シリアスなシーンであったため、じつはちょっとギクシャクしてしまったという。監督の不安を感じ取ってかオダギリは監督へ、「信用してなかったですよね?」と一言。監督は慌てて「信用していましたよぉ。撮影の二日目が、お父ちゃんの三枚目キャラが満載のシーンだったので、安心しました」

イベントでは、観客からの質問に二人が答えるというスペシャル企画が実現。小学生の女の子からは「オダギリさんの一番好きなシーンはどこですか?」という質問。 「監督オリジナルならではの緻密な脚本に張り巡らされた伏線の数々が、見どころだと思いましたよ」とあるシーンを例にあげて語ったオダギリ。

さらに監督から印象的なシーンとして飛び出したのが、娘・安澄がトイレにこもるシーンのドアの外でお父ちゃんがひたすら語りかけるシーン。なんとそのお父ちゃんの長台詞は全部オダギリさんのアドリブだったそう。「脚本を見たら、すごいセリフの量だったので、覚えられないなと(笑)なので、全部アドリブにしてもらいました」とオダギリ。もちろん大事なキーワードは盛り込むよう、監督からの演出はあったそうだ。

ほかにも、観客からの鋭い質問に、監督がタジタジになる場面も。最後にオダギリは「 初めて脚本を読んだときから、こんなに練られた脚本は見たことがなくてすぐに『やりたい』と思いました。本当に良い作品に巡り合えた年になりました」と満足げに語り、イベントを締めくくった。
2016年10月19日
『湯を沸かすほどの熱い愛』
2016年10月29日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
公式サイト:http://atsui-ai.com