特集 『ダイ・ハード ラスト・デイ』
世代・性別を超えて広く愛されているメガヒットアクション・シリーズ『ダイ・ハード』の、6年ぶり第5弾となる最新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』。これまで4度もアメリカ国内のテロ事件を解決に導いてきたマクレーンが、今回初めて“海外”進出し、ロシアの首都モスクワでシリーズ最大の難関に立ち向かう。しかも味方は、疎遠になっていた一人息子ジャックのみ。どんな場面でも反りが合わないこのマクレーン親子は、言葉も土地勘も通用しない異国の地でついに命運つきて“ラスト・デイ”を迎えるのか!?それとも、アンラッキー極まる絶体絶命の状況下で、シリーズ最強の悪運を呼びさますのか!? 世界で最も愛されるアクション・シリーズの壮大なるクライマックスは、極限ステージに突入する!
ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、ボヤキ交じりにモスクワの地に降り立った。この国で警察沙汰のトラブルを起こし、ある裁判に証人として出廷する息子ジャック(ジェイ・コートニー)を引き取りにきたのだ。現地到着早々に壊滅的なテロに見舞われたマクレーンは、またもや想像を絶する激闘に身を投じるはめになってしまう。さらに、反抗的な態度を隠さないジャックは、父親のDNAを受け継いだ“ツイてない”青年。危機対応能力も一切不明のジャックとバディを組むことになったマクレーンは、言葉も土地勘も通用しない異国の地で、シリーズ最大の危機に立ち向かう…。

しかし、運が悪いのはジョン・マクレーンだけではない。第1作では勤務先がテロリストに襲撃され、第2作ではテロ事件勃発の時間に空港到着予定だった妻・ホリー、第4作で敵に捕らわれた娘・ルーシーなど、既にマクレーン家では4人中3人が事件に巻き込まれ、第5弾で遂にジャックがマクレーン家の揺るぎない不運さを証明してしまう。ここでは、ナカトミビルの事件から一貫して家族を守ってきたパパ・マクレーンの奮闘と、家族の関係を振り返ってみよう。