リトルマーメイドの実写版でアリエル役に抜擢された『ハリー・ベイリー』は初の黒人で、その選択について一部では可愛くないとか、ありえないと言われていますよね!
そういわれながらも全米では2023年5月26日から公開されていて、公開初日を含めた3日間の興行収入は約134億円を記録し好調なスタートを切りました。
日本では6月9日から劇場公開されています。
今回アリエル役を射止めたハリー・ベイリーですが、どんな反対意見があるのかを調査してみました。
リトルマーメイド実写版アリエル役のハリー・ベイリーは可愛くないのでしょうか?
ですが、選ばれたのにはそれなりの理由があるはずですね。
敢えて実写のアリエルにハリー・ベイリーが選ばれた理由を見ていきましょう。
目次
リトルマーメイド実写アリエルが可愛くない?
リトルマーメイド実写のアリエル役ハリーベイリーさん
半魚人で更にヒラメ言われてるんか
(;・∀・)B級映画のスラムで生きる主人公の優しいお母さんの役ならぴったりだけど
ディズニープリンセスの中でも屈指の人気アリエルはさすがに荷が重かったスカね〜
(;´Д`) pic.twitter.com/qDahlbtbGR— ゆうれい どろろん (@miyamoto_yulei) June 13, 2023
笑顔が素敵なハリー・ベイリーですが、今回はいろいろな意味で実写版リトルマーメイドのアリエル役はありえないのではないかともいわれていました!
なぜありえないや可愛くないなどと言われてしまったのか、その理由を見ていきましょう。
アニメ版のアリエルは白人だった
似てるか似てないかで議論するならアリエルとハリーベイリーは似てるし、アリエルを構成する16歳のティーンに見える小柄な体型や幼いルックス、鈴を鳴らすような歌声と高い地声を完璧にクリアしてる。アニメと人種が違うのはカラーブラインドキャスティングという考え方でオーディションを行った結果。 pic.twitter.com/zXjq1uhJMd
— 地位の低い変わり者 (@nekechen9019) June 21, 2023
リトルマーメイドは最初アニメ版で1989年に始まりました。
アニメ版のアリエルは真っ赤なロングヘアーに目がクリクリの可愛い白人でした。
そんなアリエルはディズニープリンセスの中でも人気が上昇し、いまではラプンツェルに次いで第2位のキャラクターに成長しています。
子供から大人の女性までもが憧れるアリエルですが、ファンの間でもリトルマーメイドのアリエルは色白の美人であることが特徴でした。
実写版はアニメの原作に忠実でない!
リトルマーメイドのアニメ版アリエルが白人であったことから、原作に対して忠実でないのでは?
という意見もあるようです。
今回実写版でアリエル役に抜擢されたハリー・ベイリーは、R&B(リズムアンドブルース)シンガーのアメリカ人です。
肌の色に対して人種問題のように言われることもありますが、アニメ版からみていた昔からのファンにとっては、やはり実写版も白人で通して欲しかったと思うのも分かる気がします!
仮に実写版リトルマーメイドのアリエルを日本人がやったとしてもやはり違和感はあったかもしれませんよね!
リトルマーメイドの原作は人魚姫で北欧の白人
トルマーメイドのヒロインである人魚のアリエルは、原作では北欧の白人で描かれています。
リトルマーメイドの原作の「人魚姫」は、デンマークの作家ハンス・クリスチャンアンデルセンの童話でした。
ハンス・クリスチャンアンデルセンの童話によりアリエルもデンマーク人ではないという意見もあります。
そもそもリトルマーメイドで描かれている人魚は、北欧民話やギリシャ神話に登場する伝説の生き物で人種は存在しませんから、もっともな話です。
リトルマーメイド実写アリエル役にハリー・ベイリーはなぜ選ばれた?
実写リトルマーメイドの世界中のパートオブユアワールドを聴いていきましょう♀️
みんな綺麗な歌声。pic.twitter.com/h9zvf2RRbQ— @ (@3559dai) June 30, 2023
今回実写版リトルマーメイドのアリエル役に選ばれた黒人のハリー・ベイリーですが、多彩な才能の持ち主です。
このハリー・ベイリーの魅力を知れば、だれもが納得して応援したくなるのではないでしょうか?
そんなハリー・ベイリーが実写版でアリエル役に選ばれた理由を考えてみましょう!
ディズニーは多様性を意識!
今回黒人のハリー・ベイリーが実写版リトルマーメイドのアリエルを演じることについては多くの意見があります。
最近のディズニー映画の特徴としては多様性を意識していることがあり、そのことが影響したかもしれません…
ですが、ハリー・ベイリーがアリエルを演じるのに、最も適した人材であることも事実のようです。
ハリー・ベイリーの歌唱力もその一つでしょう!
ハリー・ベイリーの圧倒的な歌唱力
ハリー・ベイリーは、鳥肌レベルの圧巻な歌唱力であることが話題になっています。
実際にハリー・ベイリーの歌声を聴いてみると、透き通った美声で本当にレベル違いの歌唱力であることがわかります。
ハリー・ベイリーが実写版リトルマーメイドのアリエル役に抜擢されたのも、監督のロブ・マーシャルが彼女の歌声に感動したからなのだそうです。
ネットユーザー達の意見も、「ハリー・ベイリーの歌声に文句はない!」、「ブロードウェイレベルの歌唱力!」などと絶賛されています。
ハリー・ベイリーの確かな演技力
ハリー・ベイリーは歌唱力はもちろん、演技力も高く実写版アリエル役に選ばれた理由も納得できます。
ハリー・ベイリーの演技力や表現力は、人魚の時の美しい姿や陸に上がり人間になった時の姿は彼女ならではの魅力が伝わってきます。
また、衣装や美術でもハリー・ベイリーにマッチしていて、制作などを手がけるスタッフとの相性も良いことがうかがえます。
アリエルをハリー・ベイリーが演じる意味は?
実写版リトルマーメイドのアリエル役にハリー・ベイリーが選ばれた理由には歌唱力や演技力の他にも理由がありました。
それは、ハリー・ベイリーのヘアスタイルです!
ハリー・ベイリーの地毛は、赤とストロベリーブロンドのドレッドヘアーが特徴です。
そんなハリー・ベイリーの地毛に、エクステ(つけ毛)をつけることによって、トレンドマークとなるヘアスタイルが完成します。
ハリー・ベイリーの地毛を生かしたドレッドヘアはまさにアリエル役に適していたのです。
ハリー・ベイリー本人も、「劇中、地毛で演じることは私にとってすごく重要でした」
と言っています。
アラジンの配役に見る人種の多様性
公開中のディズニー映画アラジン。
大迫力の映像と感動的な音楽が素晴らしいですが、少し視点を変えて見てみると新しい魅力や、隠れた問題点が見えてきたりします。
多様性や、人種差別などの視点で見るアラジンとは?
↓詳しくはコチラ↓https://t.co/sxPUov5Tup#アラジン #多様性 #人種差別 pic.twitter.com/OVKTZNkCPw
— CELESY|セレシー (@CELESY_mag) July 9, 2019
2019年に公開された実写版「アラジン」も多様性を重視した作品といえるでしょう。
1992年に公開された前作はアニメ版であり、その配役の違いを比べることはできませんが、2019年実写版を見ると出演者たちの人種の多様性を感じ取ることができます。
キャラクター | 役者 | 特徴 |
アラジン | メナ・マスード | エジプト生まれ カナダ育ち |
ジャスミン | ナオミ・スコット | イギリス出身 母はインド人 父は白人 |
ジーニー | ウィル・スミス | アメリカ 黒人俳優 |
ジャーファー | マーワン・ケンザリ | オランダ人俳優 原作よりかなり 若い設定 |
この中で社会的な問題を薄める配慮が見えるのは、実写版ジャーファーの配役です。
アニメ版のジャーファーはジャスミンの父親であるサルタン王と同じくらいの年齢で描かれていました。
ジャーファーはジャスミンと無理やり結婚して王の地位を奪おうとするキャラクターでしたが、敢えて若い設定にされていました。
これは、物語の舞台である中東では15歳以下の若い女性が年配の男と結婚させられることが問題になっていて、そのことへの配慮と思われます。
ディズニーの作品作りにも色々と配慮が必要となってきています。
リトルマーメイド実写アリエルが可愛くない まとめ
リトルマーメイド公開後、SNSで「アリエル役はあなたにやって欲しかった」と言うファンをブロックし始める前のインタビュー。
ジェシカさん
「みんなの反応を見たり聞いたりするのがとても楽しみ」あの狂い笑いと溢れ出るヴィランオーラはヴァネッサでした。 pic.twitter.com/AYj1uys7bf
— @ (@3559dai) June 20, 2023
今回は、実写版リトルマーメイドのアリエル役のハリー・ベイリーは可愛くない?
と言われていることや、ハリー・ベイリーがなぜ選ばれたのかを紹介してきました。
今回の問題は、アニメ版のアリエルは白人なのに実写版ではなぜ黒人が選ばれたのかというものでした。
最近のディズニー映画に見られる、多様性重視のスタンスがいくらか影響しているかもしれませんが、実際問題としては肌の色は関係ありません。
今作の実写版リトルマーメイドにはアリエル役のハリー・ベイリーの魅力がたっぷり詰まっていて、その歌声に引き込まれてしまいます。
やはり、ハリー・ベイリーを選んだディズニーの判断に間違いはなかったことを再認識することでしょう!
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