シネマトリビューン

身の丈を超える長大な剣を自在に操る屈強な剣士ガッツ。孤独な傭兵だったガッツは傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィスと出会う。己の夢の実現のためにガッツを団に引き入れるグリフィス。しかし、ただひとり彼の夢を忘れさせたもの、それもガッツだった。ガッツとグリフィス、そして鷹の団の仲間たちは、数々の激戦を潜り抜け、固い絆で結ばれていく。やがてガッツは、グリフィスの夢にすがることをやめ、対等な友として敢えてグリフィスのもとを離れる。そして、抗えない運命により、かつての友は最大の敵となる…。

1989年にヤングアニマルで連載を開始し、20年以上に渡り連載を続ける三浦建太郎原作の人気漫画を、『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』などで国内最高峰の技術を誇るSTUDIO４℃により映画化。本作では、ファンの間で最も人気が高く、最もドラマチックな展開を見せる“黄金時代”を3部作構成で描き、徹底した時代考証や美術設定の裏づけ、ド迫力の戦闘描写には手描きとデジタルのハイブリッド映像を追及し、新たな表現の地平を見せる。