シネマトリビューン

ある日、仕事と家事に追われ忙しい毎日をおくるシングルマザーのひろ子（ともさか）とその息子・友也（鈴木）の前に、ちょんまげ姿の男が現れた。聞くと名前は木島安兵衛（錦戸）、180年前の江戸からきた侍だという。行くあてもなく、ひろ子と友也の家に転がりこんだ安兵衛は、居候のお礼にと、働くひろ子のため家事を手伝う。友也のために作ったプリンをきっかけに、みるみるお菓子作りの手腕を発揮した安兵衛は、あっというまに超人気パティシエになってしまう。安兵衛を父親のように慕う友也と、誠実な人柄にひかれるひろ子。一緒に暮らすうち、互いにかけがえのない存在になったころ、そんな3人に甘く切ない別れが訪れる…

人気アイドルグループ、NEWSや関ジャニ∞のメンバーとして活躍する錦戸亮が、『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督のメガホンのもと、ちょんまげ姿の侍パティシエとして映画初主演。“お侍がパティシエになってしまう”という奇想天外な設定のもと、劇中に次から次へと登場するケーキやプリンなど、お菓子の数々にも注目。