劇場版 はいからさんが通る 後編 花の東京大ロマン
大和和紀による大正浪漫少女漫画の金字塔が、劇場アニメーション化(後編)
まだ女性が恋も仕事も自由に選べなかった時代。女学生の花村紅緒は、祖父母の代から決められていた許婚、伊集院忍少尉と出会う。当初少尉に反発していた紅緒だったが、やがて2人は許婚という関係を超え、心の底から惹かれあう。しかし、少尉は戦地シベリアで消息不明に。少尉の生存を諦めきれない紅緒は、シベリア出兵の脱走兵だという馬賊が少尉ではないかと、その正体を確かめに満州の地へ向かう。手がかりを掴めないまま帰国した紅緒の前に、ある人物が現れた。ロシアからの亡命貴族、サーシャ・ミハイロフ侯爵だ。少尉と瓜二つの姿にサーシャが少尉ではないかと疑う紅緒だったが、侯爵の妻、ラリサからある事実を告げられる――。
1975年~1977年まで「週刊少女フレンド」(講談社)で連載され、シリーズ累計売上部数1200万部を超える「はいからさんが通る」。これまでテレビアニメ、実写映画などさまざまなメディアで展開されてきた本作が、新たなスタッフ・キャスト陣により二部作で劇場アニメーション化。ヒロイン・紅緒役に早見沙織、許婚の伊集院忍役の宮野真守をはじめ実力派声優陣が集結。TVアニメでは描かれなかった原作のラストパートまでを描き切る。
監督:城所聖明、出演:早見沙織,宮野真守,櫻井孝宏