シリアにて

戦地シリアを舞台に子を持つ母が家族を守る姿を描いた緊迫のフィクション・ドラマ

シリアにて

シリアにて

INSYRIATED 2017年 ベルギー/フランス/レバノン 86分

配給:

ブロードウェイ

ジャンル:

ドラマ

公開日:2020-08-22

2020年8月22日(土)より岩波ホールにてロードショー

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シリアの首都ダマスカスのアパートに住む女主人のオーム(ヒアム・アッバス)。未だ内戦の終息は見えず、アサド政権と反体制派、そしてISの対立が続いていたが、ロシアの軍事介入により、アサド政権が力を回復しつつある。そんな中、戦地に赴いた夫の留守を預かるオームは、家族と共にアパートの一室にこもり、そこに身を寄せた隣人で、幼子を持つハリマ夫婦とともに、何とか生活を続けている。ある日、ハリマの夫がレバノンの首都ベイルートに脱出するルートを見つけ、今夜こそ逃げようとハリマに計画を話していた。脱出する手続きをするために、夫はアパートを出て行くが、外に出た途端スナイパーに撃たれ、駐車場の端で倒れてしまう。一部始終を目撃していたメイドのデルハン(ジョリエット・ナウィス)は慌ててオームに知らせるが、外に出るのはあまりにも危険である。助けに行くことはできない。デルハンはハリマ(ディアマンド・アブ・アブード)に夫が撃たれたことを伝えようとするが、オームは彼女が狙撃されることを恐れて、デルハンを押しとどめる。ハリマにはまだ生まれたばかりの赤ん坊がいる。彼女を守るためにオームは苦渋の選択をするのだが…

一歩外に出ればスナイパーに狙われ、市街戦の爆撃が建物を震わせ、さらに強盗が押し入ろうとする戦地シリア。本作は、自宅アパートをシェルターに家族を守る三児の母・オーム、そこに匿ってもらう新婚の妻・ハリマ、そしてハリマの夫がスナイパーに狙撃された瞬間を目撃したメイドのデルハンの三人を主軸に、戦地の過酷な現状をアパートの一室、それぞれ子を持つ三人の母の目線で描いたドラマ。監督・脚本を務めるのは、ベルギーの社会派監督フィリップ・ヴァン・レウ。第67回ベルリン国際映画祭では観客賞を受賞した。

監督:フィリップ・ヴァン・レウ、出演:ヒアム・アッバス,ディアマンド・アブ・アブード,ジョリエット・ナウィス

予告編・特報