シネマトリビューン

「みんな！エスパーだよ！」は鬼才、園子温が監督・脚本を務め、染谷将太が主演を務めた青春妄想グラフティ。愛知県東三河を舞台に、突如として超能力に目覚めた平凡な高校生、鴨川嘉郎と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いと友情をバカバカしく、そして、ちょっとエッチに描きだし、若者を中心に大きな注目を集めた。

今回の映画版では、嘉郎の幼馴染のヤンキー女子高生、ヒロイン平野美由紀役をオーディションで抜擢された池田エライザが演じ、真野恵里菜、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、安田顕、神楽坂恵がテレビシリーズから続投。そして、映画版オリジナルキャラクター、嘉郎の高校に赴任してくる新任英語教師、ポルナレフ愛子役を高橋メアリージュンが大胆に演じる。

突如超能力に目覚めた嘉郎らチームエスパーたち。能力覚醒の条件は「性行為未経験者であること」「街に光が差した間、性的にエクスタシーを感じたこと」。解禁となった予告編では、そんなチームエスパーたちの前に、最凶の能力を持つエスパー出現により、エスパーVS.エスパーによる最終戦争が勃発することが明らかに。世界の脅威となるエスパーに立ち向かうべく、嘉郎は紗英を守るべく、勇ましい姿が映し出される。

映像のラストでは、水着・下着姿の美女たちとともに妖艶な笑みを浮かべる紗英がチームエスパーたちに歩み寄り、不穏な空気が流れる。果たして、チームエスパーたちは世界の危機を救えるのか？そして嘉郎は運命の彼女と出会い、想いを通わせることができるのか？エスパーたちの童貞人生をかけた熱き戦いに期待したい。

また主題歌は、独自の世界観と音楽で幅広い世代からの熱狂的支持を集める岡村靖幸が担当。岡村史上初となる映画のための書き下ろし楽曲「ラブメッセージ」は、岡村らしいポップでキャッチーなメロディーが印象的で、この予告編で初解禁されている。本作でこのコラボレーションが実現したのは、園監督からの直接オファーがあってのこと。真っ先に楽曲を聞いた園監督は、「なんて素敵な愛のエスパー力！いっぱいいっぱい魔法がつまってて、幸せパワーアップしちゃう！」とコメントしている。