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森田剛 初主演映画『ヒメアノ~ル』、過激すぎてR15+指定に!2016年5月公開
ヒメアノ~ル
「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実のベストセラーコミックを森田剛主演で映画化する『ヒメアノ~ル』。本作がR15+指定映画として2016年5月28日公開が決定。あわせて追加キャストが発表され、ムロツヨシが参加していることがわかった。

森田剛が、初主演映画『ヒメアノ〜ル』で凶悪な連続殺人犯を演じることから、製作発表時から話題になっていた本作。原作は、世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなど、古谷実作品が持つ独特な要素を含みながら、過激な内容にファンのあいだで物議を醸し、実写化不可能ともいわれた問題作かつ伝説的コミック。
物語は、ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田と同僚の安藤の恋愛に悩むありふれた日常を描きつつ、のちに岡田の恋人となるユカをつけ狙う、連続殺人犯・森田正一(森田剛)の止まらない凶行と、その心の闇が同時進行で描かれる。平凡な男・岡田進に、実力派俳優の筆頭・濱田岳、森田正一に狙われるヒロイン・ユカを佐津川愛美。そして、岡田の同僚で、ユカに恋心を抱くキケン(?)な男・安藤勇次にはムロツヨシ。
主演の森田は、舞台「鉈切り丸」では悪事の限りをつくす悲劇の悪漢を演じるなど、名だたる名演出家たちの舞台作品で質の高いハードな芝居を重ね演技の幅を広げてきたが、今作ではコミカルな日常と、無機質な狂気が交錯する世界観の中で圧倒的な表現力で躍動。凶悪殺人犯・森田正一の逡巡なき暴力描写をリアルに演じきり、吉田恵輔監督とともに原作の過激な世界観を映画作品へと昇華させた。
挑戦的な映像表現が故に、先んじて行われた関係者試写では途中退席者がでるほど。ユーモラスな人間描写に定評のある吉田恵輔監督の新境地ともいえる、日常と地続きの恐怖が描かれる本作。劇場公開は、2016年5月28日に決定した。
安藤勇次役・ムロツヨシ コメント
安藤という、なんとも哀しい魅力をもった役と会えました。大好きな森田剛と濱田岳に挟まれて、好演しました。この場合の好演とは、好きなように演じさせてもらった、の意味です。"喜"と"悲"が交じりに混じった映画、皆さんに観てもらう映画ができました。
観せます。観てください。最後に一言。
この映画に出れて、ほんと、嬉しい。こんにちは、
2015年10月26日
- 『ヒメアノ〜ル』
- 2016年5月28日、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
- (C) 2016「ヒメアノ〜ル」製作委員会