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『ツーリスト』ジョニー・デップのNGバージョンは過激すぎて21禁!?来日記者会見で監督が暴露
ツーリスト
ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演した極上ミステリー『ツーリスト』の公開を前に、ジョニー・デップとフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が来日。都内で記者会見とジャパンプレミアに出席した。

『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーション以来、約1年ぶり8度目の来日となったジョニーは、「日本の人々は、僕が奇妙なことをやってもいつも受け入れてくださる。戻って来れてうれしいです」と挨拶。毎回、奇抜なキャラクターに扮することが多いジョニーだが、今回の役柄については、「フランクは、ウィスコンシン州出身の数学の普通の先生。まじめで、人間的で、普通の人間」と説明。「しかし、そもそも普通というのは、誰が決めるものなんだ?何が基準なんだ?そういうことを監督と相談した。普通というものが含む奇妙な部分やおもしろいもの、おかしいものを出せる役柄だったので、非常に楽しんでやりました」と役作りについて語った。



しかし、アンジーとのラブシーンについて、「家族に何と話しましたか?」と聞かれると、「僕はこの映画を撮っていないと言いました。何も覚えてないし、アンジェリーナ?え、なんだっけ?と、その話題は避けました」と、かなり無理のある言い訳で誤魔化したことを明かした。
監督のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクは、今回のジョニーとの仕事について、「ジョニーは常に即興をしていました。本当にいろんなことを試すので、もしNGバージョンを集めて映画を作ったら、18歳はおろか21歳クラスにしか観せれない作品になってしまう(笑)。いつも極端な役が多い俳優さんですが、どんな演技もできる。この映画では、パッと見ただけではわからない狂気を抱えた人間を大げさになることなく見事に演じました。マッド・ハッターやウィリー・ウォンカそしてエド・ウッドのような特徴的な役だけでなく、その「真逆」もできるということを、見せてくれた。彼の演技は芸術的だ」と褒めちぎった。
また、ジョニーは、「プライベートで旅行に持っていくものは?」との質問に「金貨を一枚だけ。何かの緊急事態のために、持っていないと、金歯を取り出すことになるかもしれないからね(笑)」。さらに、「日本の女性で好きなタイプ」については「まず日本女性で、日本的な女性。17世紀にいたような、そういう心をもった女性がいいです」と回答した。
記者会見の後、六本木ヒルズ アリーナで行われたジャパンプレミアのレッドカーペットイベントでは、約1000人のジョニー・デップのファンが会場一帯を埋め尽くした。ジョニーは、ファンの声援に応えながらサインに応じるなど約1時間のファンサービスを行った。
映画の舞台となったベネチアの風景を再現したステージでは、会場に集まった人々から抽選で選ばれた4名の女性に、ジョニーが「ひなあられ」をプレゼントするというサプライズ企画も。ジョニーのハグに、感激のあまり泣き出す女性もおり、ファン思いのジョニーらしいあたたかいイベントとなった。
2011年3月4日
- 『ツーリスト』
- 2011年3月5日(土)日劇3ほか全国ロードショー